ルンド大学(読み)ルンドだいがく

大学事典 「ルンド大学」の解説

ルンド大学[スウェーデン]
ルンドだいがく

1666年設立。デンマークとの国境に近い,スウェーデン南部の都市ルンドに所在する。1658年のロスキレ条約によりブーヒュースレーン地方,ブレーキンゲ地方とともにルンドの街を含むスコーネ地方がデンマークからスウェーデンに譲渡されたことを受け,スウェーデンによる支配を確かなものとするための戦略の一環として設立された。当初,レージア・アカデミア・カロリナ(スウェーデン)(Regia Academia Carolina)と名付けられ,神学法学・医学・哲学の4学部から構成されていた。施設を持たないままに運営が始まったが,17世紀末にカール11世の寄進を受け,本館を所有するに至った。現在は8学部(人文学部,法学部,社会科学部,経済経営学部,理学部,工学部,医学部,芸術学部)から構成され,2014年現在,4万7000人(うち2万7000人がフルタイム学生)が学んでいる。
著者: 渡邊あや

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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