デジタル大辞泉 「ルーゴンマッカール叢書」の意味・読み・例文・類語 ルーゴンマッカールそうしょ【ルーゴンマッカール叢書】 《原題、〈フランス〉Les Rougon-Macquart》ゾラの連作小説群。副題は「第二帝政期におけるある一族の自然的・社会的歴史」。バルザックの「人間喜劇」に着想を得て企図された作品群で、フランスの自然主義文学のひとつの頂点をなす。当初は全10巻完結の予定だったが、最終的には20巻で完結。第1巻「ルーゴン家の繁栄」は1871年の刊行、最終巻「パスカル博士」は1893年に刊行された。代表作「居酒屋」「ナナ」もこの叢書に含まれる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例