20世紀西洋人名事典 「ルートヴィヒマルクーゼ」の解説
ルートヴィヒ マルクーゼ
Ludwig Marcuse
1894 - 1971
ドイツの文筆家。
元・南カリフォルニア大学教授,元・フランクフルト大学客員教授。
ベルリン生まれ。
ペンネームハインツ・ラーベ(Heinz Raabe〉。
ワイマール期ドイツでペンネーム、ハインツ・ラーベでジャーナリストとして評論や劇評を行う。ナチス台頭とともにフランスを経て、米国に亡命。1945年南カリフォルニア大学哲学・ドイツ文学教授就任。第二次大戦後は西ドイツの新聞に寄稿し、評論家として活動。’62年帰国し、フランクフルト大学客員教授。因襲にとらわれない精神を持つ指導的評論家。ドイツ・アカデミー会員。作品論文「厭世主義―成熟の一段階」(’53年)、「猥褻―憤怒の歴史」(’62年)、自伝「わが20世紀」(’60年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報