翻訳|roof
…西ドイツの著作家の集りで,1950年代後半から60年代前半のドイツ語文学界に大きな意味を持った。第2次世界大戦終結の翌年にミュンヘンで創刊され,若い世代の主張を伝えた《ルーフDer Ruf(叫び)》誌(1946‐47)がその前身になる。占領政策への批判的発言などのため同誌が発禁措置を受けたとき,編集者リヒターHans Werner Richter(1908‐93)は新たな文学雑誌を企画し,志向を同じくする作家らを招いて,各自持参の原稿を朗読し討論を交わす集りを催した。…
※「ルーフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」