レイモン6世(読み)レイモンろくせい(その他表記)Raymond VI, Comte de Toulouse

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レイモン6世」の意味・わかりやすい解説

レイモン6世
レイモンろくせい
Raymond VI, Comte de Toulouse

[生]1156.10.27.
[没]1222.8. ツールーズ
フランス,ツールーズ伯 (在位 1194~22) 。レイモン5世の子,ルイ7世の甥。イングランド王リチャード1世の妹を妻とした。南フランスのカタリ派異端撲滅を推進する教皇使節暗殺の従犯とされている。教皇インノケンチウス3世が異端討伐のアルビジョア十字軍を発すると,これに対抗,自領を守るため,アラゴン王の支援で北フランスの十字軍諸侯シモン・ド・モンフォールらと戦い,いったんツールーズを明渡したが,1217年奪回,息子レイモン (7世) とともに自領の大部を回復して,急死した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む