レスピナス嬢(読み)れすぴなすじょう(その他表記)M Julie de Les-pinasse

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レスピナス嬢」の意味・わかりやすい解説

レスピナス嬢
れすぴなすじょう
M Julie de Les-pinasse
(1732―1776)

18世紀フランスの文学サロンの主宰者。ダルボン伯爵夫人comtesse d'Albonの私生児として、リヨンに生まれる。長らくデファン夫人に仕えたのち、彼女自身も文学サロンを主宰し、そこには、ダランベールコンディヤックチュルゴー、コンドルセらが常連として招かれた。駐在イスパニア大使の息子ド・モラ侯爵marquis de Moraとギベール伯爵comte de Guibertあてに綴(つづ)った彼女の書簡(1809没後刊)には、多感な知的女性の風貌(ふうぼう)が横溢(おういつ)していて興味深い

[市川慎一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む