レボピマル酸(読み)レボピマルサン

化学辞典 第2版 「レボピマル酸」の解説

レボピマル酸
レボピマルサン
levopimaric acid

l-pimaric acid.C20H30O2(302.45).l-サピエチン酸ともいう.アビエタン骨格をもつジテルペン系カルボン酸.クロマツPinus thunbergiiの松やにをはじめ,そのほかマツ科植物の精油中に広はんに存在している.加熱したり無機酸を作用させるとアビエチン酸異性化する.柱状晶.融点150 ℃.-280.4°(エタノール).λmax 273 nm有機溶媒に可溶,水に不溶.メチルエステルC21H32O2は融点64 ℃.[CAS 79-54-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む