ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レーザー治療」の意味・わかりやすい解説 レーザー治療レーザーちりょうlaser therapy レーザー光を用いた治療は,レーザー光をメスとして利用する外科的治療と,レーザー光の高エネルギーを直接病変部に照射する治療とに分けられる。レーザーメスは組織に接触しないで切開・止血・凝固ができ,また非常に細かい操作も可能である。そこで細かい操作の要求される脳や,血管が多くて血液の豊富な肝臓などの手術によく利用される。一方,レーザー光の照射は,その高いエネルギーで病変部を焼いて破壊しようというもので,内視鏡を利用して気管支,食道,胃,膀胱などにできた非常に早期の癌に行なわれている。また高齢などで手術に耐えられない患者に適用するケースもある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by