レーモス(その他表記)Lemos de Seixas Castelo Branco, João de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レーモス」の意味・わかりやすい解説

レーモス
Lemos de Seixas Castelo Branco, João de

[生]1819
[没]1890
ポルトガルの詩人コインブラ大学法学部を卒業。コインブラで文学紙『トロバドール』 (1844) を出す。王弟ドン・ミゲルのために外交使節の役を果した。『歌集』 Cancioneiro (3巻,58~66) と『午後の歌』 Canções da Tarde (75) に収められたその詩は,伝統の感傷的ロマン的な幻想に彩られている。代表作『ロンドンの月』A Lua de Londresには亡命者悲哀がにじみ出ている。ウルトラ・ロマンティズモの代表的詩人。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android