普及版 字通 「ロウ・まど・のき」の読み・字形・画数・意味
14画
[字訓] まど・のき
[説文解字]
[字形] 形声
声符は婁(ろう)。婁は婦人の髪を巻きあげた形で、透きのあるような状態をいう。〔説文〕九下に「屋、麗(れいろう)なるなり」とあり、麗は離婁(りろう)・玲(れいろう)などと同系の語。光の透るさまで、とは飾りのあるあかり窓をいう。(けい)字条七上に「(さういう)麗(れいろう)(がいめい)なり」とみえる。また〔説文〕に一義として「一に曰く、(う)うるなり」とする。播種(はしゆ)の器に婁声の字があり、その通用義である。
[訓義]
1. まど、あかりまど。
2. のき、やね。
3. たねまき器。
[古辞書の訓]
〔字鏡〕 綺窓なり
[下接語]
麗
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報