ロケット燃料(読み)ロケットネンリョウ

デジタル大辞泉 「ロケット燃料」の意味・読み・例文・類語

ロケット‐ねんりょう〔‐ネンレウ〕【ロケット燃料】

ロケットを推進させるのに用いる化学物質液体燃料にはケロシン液体水素などがあり、酸化剤として液体酸素硝酸過酸化水素などを組み合わせる。固体燃料には過塩素酸アンモニウムを酸化剤とするポリウレタンポリブタジエンなどや、ニトロセルロースニトログリセリンを混合したものがある。

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精選版 日本国語大辞典 「ロケット燃料」の意味・読み・例文・類語

ロケット‐ねんりょう‥ネンレウ【ロケット燃料】

  1. 〘 名詞 〙 ロケットを推進させるのに用いられる燃料固体、液体に大別される。〔ロケット航空工学(1944)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「ロケット燃料」の意味・わかりやすい解説

ロケット燃料 (ロケットねんりょう)

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世界大百科事典(旧版)内のロケット燃料の言及

【ロケット推進剤】より

…液体と固体の場合,いずれについても単一物質の発熱反応を利用できるものがあり,液体ではモノプロペラント,固体では均質系と呼ばれる。もっともふつうには酸化剤と燃料を組み合わせて用い,液体と液体,固体と固体の組合せをそれぞれ液体推薬,固体推薬といい,また,液体と固体との組合せをハイブリッド推薬という(推薬をロケット燃料と通称することもあるが,厳密にはロケット燃料とは推薬の1成分である燃料を指す)。これらの組合せは必ずしも酸化剤,燃料それぞれ一種ずつとは限らず,とくに固体では数種の成分の混合物とするのがふつうで,これを混成系という。…

※「ロケット燃料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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