ロシア=アメリカ会社(読み)ロシア=アメリカがいしゃ(その他表記)RossiiskoAmerikanskaya Kompaniya; Russian-American Company

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロシア=アメリカ会社」の意味・わかりやすい解説

ロシア=アメリカ会社
ロシア=アメリカがいしゃ
RossiiskoAmerikanskaya Kompaniya; Russian-American Company

1799年7月北アメリカにおけるロシアの植民地開発を目的として設立された会社。ロシア政府の管理下におかれ,最初イルクーツクに,1800年からペテルブルグ本社をおいた。アラスカ,アリューシャン列島,北カリフォルニアで毛皮を主とする貿易や,農業,牧畜業を営むほか,北太平洋の探検も行なった。 67年ロシアがアメリカ合衆国にアラスカを売却したことにより,翌 68年廃止された。

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改訂新版 世界大百科事典 「ロシア=アメリカ会社」の意味・わかりやすい解説

ロシア・アメリカ会社 (ロシアアメリカかいしゃ)

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世界大百科事典(旧版)内のロシア=アメリカ会社の言及

【アラスカ[州]】より

…彼らはロシア皇帝ピョートル1世の命で,アジアと北アメリカとが陸続きであるかを確認するために派遣されたのである。99年にはロシア・アメリカ会社(露米会社)が特許をうけて毛皮交易に従事,1804年現在のシトカに本拠地を設け,初代知事アレクサンドル・バラノフの下にアラスカを統治した。その後アメリカやイギリスの毛皮商人も進出し,ロシア・アメリカ会社の事業不振やクリミア戦争を契機に,アラスカのアメリカへの売却が検討される。…

※「ロシア=アメリカ会社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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