露米会社(読み)ろべいかいしゃ(英語表記)Rossiisko‐amerikanskaya kompaniya

世界大百科事典 第2版の解説

ろべいかいしゃ【露米会社 Rossiisko‐amerikanskaya kompaniya】

帝政ロシアの国策会社。北アメリカ(アラスカ)の植民地経営と極東,北太平洋における貿易の発展を目的として設立された。1799年にイルクーツク本拠をおいて設立されたが,1800年ペテルブルグに本拠を移した。アラスカ,アレウト列島,千島列島における毛皮獣の捕獲や鉱物資源の独占的利用と販売を政府から認められ,その株は皇族や高官たちが所有した。アラスカではノボ・アルハンゲリスク(現,シトカ)に根拠地をかまえ,バラノフウランゲリといった有能な支配人のもとで,アメリカやイギリスの貿易商に対抗して利益をあげた。

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世界大百科事典内の露米会社の言及

【フォート・ロス】より

…北アメリカ大陸の太平洋岸にあったロシア帝国の基地。アレウト列島,アラスカを領有したロシアは,1799年に国策会社である露米会社を設立,主としてオットセイ捕獲のため1812年サンフランシスコ北方に大規模な基地を建設しはじめた。こうしたロシアの太平洋岸進出が,モンロー主義宣言(1823)の一つの背景となっている。…

【レザノフ】より

…遣日使節。イルクーツクの富裕な毛皮商シェリホフの女婿となり,1799年露米会社の設立に参加し,同社の総支配人となった。北太平洋とアラスカにおける自社の事業を発展させるためには,日本との交易が絶対に必要だと考え,1804年(文化1)ロシア皇帝アレクサンドル1世の親書を携えて長崎に来航した。…

※「露米会社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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