ロテック(英語表記)Karl von Rotteck

改訂新版 世界大百科事典 「ロテック」の意味・わかりやすい解説

ロテック
Karl von Rotteck
生没年:1775-1840

ドイツの初期自由主義を代表する政治学者。1798年フライブルク大学世界史教授,1818年政治学教授となり,バーデン国会議員としても活躍したが,その政治活動のゆえに32年大学を追われている。啓蒙主義的自然法の立場から個人の自由を擁護して伝統的国家権力批判。彼とウェルカーKarl Theodor Welcker(1790-1869)との共編著《国家学事典》15巻(1834-43)は初期自由主義の教科書として広く読まれた。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロテック」の意味・わかりやすい解説

ロテック
Rotteck, Karl Wenzeslaus Rodecker von

[生]1775.7.18. フライブルク
[没]1840.11.26. フライブルク
ドイツの歴史家,政治家。フライブルク大学に学び,1798年同大学歴史学教授,1818年には国際法教授も兼ね,32年までその地位にあった。また 19~30年バーデン上院議員,30年以降は下院議員をつとめた。穏健な立憲自由主義者で雑誌自由思想家』 Der Freisinnigeを発刊したが,保守派圧力ですぐ廃刊させられた。また K.ウェルカーと『国家学事典』 Staatslexikon (15巻,1834~43) を編集。主著『世界通史』 Allgemeine Geschichte (9巻,12~27) ,『世界史』 Allgemeine Weltgeschichte (4巻,35) 。

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367日誕生日大事典 「ロテック」の解説

ロテック

生年月日:1775年7月18日
ドイツの歴史家,政治家
1840年没

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