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自由思想家 ジユウシソウカ

デジタル大辞泉の解説

じゆうしそう‐か〔ジイウシサウ‐〕【自由思想家】

教会や聖書の権威にとらわれず、理性的見地から神を考察した17、8世紀のヨーロッパの理神論者たち。コリンズの「自由思想論」から、この名称が有名になった。
一般に、権威教条に拘束されず自由に考える思想家

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百科事典マイペディアの解説

自由思想家【じゆうしそうか】

釈迦時代,インドの6人の自由思想家。〈外道〉とは仏教からみての異端説の意で,当時〈六十二見〉と呼ばれるほど多くの自由思想家がいたとされるが,そのうちプーラナ(道徳否定論者),マッカリ・ゴーサーラアジタ・ケーサカンバリンパクダ・カッチャーヤナサンジャヤ・ベーラッティプッタマハービーラ(ジャイナ教の開祖)の〈六師〉が特に有力であった。

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世界大百科事典 第2版の解説

じゆうしそうか【自由思想家】

広くは考え方と生き方において,宗教的権威から自由であろうとする者をいい,この意味ではエピクロスルクレティウスなど,古代ギリシア・ローマの哲学者から18世紀の啓蒙思想家たち,さらには19世紀フランスのコント,ルナンなどや19世紀ドイツのフォイエルバハ,D.F.シュトラウス,マルクスなどをも自由思想家に数えることができる。しかし通常は,特に17世紀フランスの〈リベルタンlibertin〉と17世紀末,18世紀初めのイギリスの〈フリー・シンカーfree thinker〉を指すことが多い。

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大辞林 第三版の解説

じゆうしそうか【自由思想家】

教会など既成の権威や超越的教理にしばられず、人間の側の理性や良心の立場から神を考えた思想家。一八、九世紀の啓蒙的理神論者や宗教批判家をいう。
一般に、自由な立場から思想を展開する人。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

自由思想家
じゆうしそうか
free-thinker

一般的には、宗教的諸問題を既成の教会の権威から自由に理性によって吟味する思想家たちをさす。先駆的にはイタリアの人文主義者たちも含まれるが、歴史的には17~18世紀のイギリス理神論者とその影響を受けたフランスとドイツの理神論者たちをさす。イギリスでは、ハーバート、ティロットソントーランドコリンズ、ティンダルなどが代表者である。とりわけ『自由思想論』でコリンズが詳細に説き、この名称を有名にした。彼らによれば、キリスト教は自然宗教として徹底的に理性の明証のうえに確立されるし、されねばならず、奇跡などは否定される。また既成宗教は歴史的に僧侶(そうりょ)によって歪曲(わいきょく)されているとして、これを攻撃した。フランスではボルテール、ディドロら百科全書派の人々が属し、さらに急進的な無神論へと進んだ。ドイツではレッシング、カントらがおり、アメリカではフランクリンらがヨーロッパ自由思想の影響を受けた。[小池英光]

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世界大百科事典内の自由思想家の言及

【初期仏教】より

…通常用いられる原始仏教という時代区分より,やや狭義のニュアンスがあるように思われる。 釈迦の時代のインドは,鉄器の利用により農産物が豊富になり富裕な商工業者が現れ,社会は爛熟し,旧来のベーダ,ウパニシャッドに基づくバラモン教に疑問をもつ自由思想家が多く輩出し,釈迦もその中の一人であった。その教義は,中道四諦(したい),八正道,縁起,無我の諸説にまとめうる。…

【ヒンドゥー教】より

…その後,前500年ころまでに主要なベーダ聖典が編纂され,バラモン階級を頂点とするバラモン教の全盛時代を迎えた。しかし前500年ころになると,社会的大変動を背景に,反バラモン教的自由思想家が輩出し,仏教,ジャイナ教が成立した。まだ仏教が宗教・思想界の主流をなしていた前2~後3世紀ころ,ベーダ文化の枠組みが崩壊して,バラモン教が土着の非アーリヤ的民間信仰,習俗などの諸要素を吸収し,大きく変貌を遂げてヒンドゥー教が成立するにいたった。…

【マハービーラ】より

…ジャイナ教の開祖。仏教の釈迦と同時代に活躍した当時の代表的な自由思想家の一人。生没年は前599‐前527年,前598‐前526年の伝統説と,前549‐前477年,前539‐前467年,前444‐前372年の近代の学者の諸説がある。…

※「自由思想家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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