20世紀西洋人名事典 「ロマンガリー」の解説
ロマン ガリー
Romain Gary
1914.5.8 - 1980.12.2
フランスの作家。
リトアニア生まれ。
本名Romain Kacew。
旧名エミール・アジャール。
ポーランド、フランスと移住し、外交官として要職を歴任するかたわら、作家活動を続けた。1945年処女作「ヨーロッパ教育」を発表。以後、幼少年期と母を描いた自伝的作品「暁の約束」(’60年)をはじめ、全作品には人間愛、強い倫理感、現代文明を鋭く告発する風刺性が一貫して流れている。’56年「自由の大地」でゴンクール賞を受賞。不可解な自殺を遂げた後、「これからの人生」(’75年)の作者エミール・アジャールと同一人物であることが判明。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報