20世紀西洋人名事典 「ロレンスダレル」の解説
ロレンス ダレル
Lawrence Durrell
1912.2.27 - 1990.11.7
英国の詩人,小説家。
インド生まれ。
ジャズ・ピアニストやカーレーサー、不動産屋など多くの職業を転々とし、1935年コルフ島に移住し創作に専念する。ヘンリー・ミラーの助力で出版された「黒い本」(’38年)で一部の注目を浴び、「ひとりの国」(’43年)などの詩集で特異な詩の世界を確立する。戦中戦後にかけて英国外務省情報局に勤めギリシアやエジプトなどに駐在するが引退して再び創作に専念し、「アレクサンドリア四重奏」(’57〜60年)と総称される4部作小説で一躍有名になる。他の作品に「アフロディテの反乱」(’68〜70年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報