20世紀西洋人名事典 の解説
ロレンス ファリンゲッティ
Lawrence Ferlinghetti
1919 -
米国の詩人。
ニューヨーク出身。
1905年に起こったサンフランシスコのビート詩運動の中心的人物。’51年書店シティ・ライツを開く。又サンフランシスコ・ルネサンスの中心人物の一人として、ジャズに合わせた詩の朗読会も盛んに開いた。ビート派の中でも知的な詩人で、巧みな話し言葉のスタイルを駆使し、米国社会の因襲性を風刺した痛烈なパロディを書いた。主な作品に、詩集「失われた世界の絵」(’55年)、「心のコニーアイランド」(’58年)、「アイゼンハワー大統領弾劾促進のための晩餐会に関する暫定的叙述」(’58年)、小説「彼女を」(’60年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報