コニーアイランド(その他表記)Coney Island

翻訳|Coney Island

デジタル大辞泉 「コニーアイランド」の意味・読み・例文・類語

コニー‐アイランド(Coney Island)

米国ニューヨーク市ブルックリン南部の地区もとは島であったが、現在はロングアイランド砂州でつながっている。海水浴場が整備され、遊園地水族館がある。ニューヨーク近郊の行楽地観光地として人気がある。

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精選版 日本国語大辞典 「コニーアイランド」の意味・読み・例文・類語

コニー‐アイランド

  1. ( Coney Island ) アメリカ合衆国、ニューヨーク市ブルックリン区南部にある海浜行楽地。もとは島であった。

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改訂新版 世界大百科事典 「コニーアイランド」の意味・わかりやすい解説

コニー・アイランド
Coney Island

アメリカ合衆国ニューヨーク市,ブルックリン区南端の大西洋に面した7マイル(約11km)に及ぶ砂浜。19世紀の初期からニューヨーク市の金持ちたちの海水浴場となり,やがて豪華なホテル,カジノ演芸場,アイスクリーム・パーラーなどが建ち並びだした。1880年代からはローラーコースター,メリーゴーラウンド,展望車,それにホットドッグ屋などのひしめきあう,庶民の一大娯楽場と化した。3.5マイルに及ぶ遊歩道やニューヨーク水族館もある。1920年代の最盛期には,夏の休日に100万人,年間5000万人がここを訪れた。その後,何度かの火災を経てしだいに衰退し,高層アパートやスラム的な住宅があたりに接近してきている。オランダの植民地時代には,ここはウサギのすむだけの島だった。オランダ語の〈ウサギの島Konijn Eiland〉が,その地名起源だという。いまでは陸続きとなり,正確にはロング・アイランドの半島であるわけだが,地名は島であり続けている。
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百科事典マイペディア 「コニーアイランド」の意味・わかりやすい解説

コニー・アイランド

米国,ニューヨーク市の娯楽中心地。かつては島であったが,現在は半島。ブルックリン南部にあり,マンハッタンから車,バス,地下鉄などで気軽に行ける。大西洋に臨む海岸(11km)に遊園施設,水族館,海水浴場,レストランなどが多数集まっている。1880年代以来,庶民の大娯楽地の代名詞的存在
→関連項目ジェットコースターブルックリン[区]ロング・アイランド[島]

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コニーアイランド」の意味・わかりやすい解説

コニー・アイランド
こにーあいらんど
Coney Island

アメリカ合衆国、ニューヨーク市ブルックリン区南部にある海浜行楽地で、ニューヨーク湾を隔てて大西洋に面する。もとは島であったのが、砂の堆積(たいせき)によって半島となったもので、11キロメートルに及ぶ。地名の由来はオランダ語のKonijn Eilandで「ウサギの島」の意。1840年代に発展が始まり、1920年にマンハッタンから地下鉄が開通したことによって国内有数の海水浴場に成長した。5.6キロメートルも続く遊歩道、大規模な遊園地、ニューヨーク水族館などの施設、通りに並ぶ土産物(みやげもの)店、レストランが多くの行楽客をひきつけ、とくに催し物の多い週末や祭日の人出が目だつ。

[作野和世]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コニーアイランド」の意味・わかりやすい解説

コニーアイランド
Coney Island

アメリカ合衆国,ニューヨーク市ブルックリン区南部の海岸行楽地。以前はロングアイランドからへだてられていたが,現在は砂州でつながっている。長さ約 8km,幅約 400mの砂州の西端に位置する。合衆国で最も有名な行楽地の一つで,夏は1日 10万人をこす行楽客でにぎわう。大駐車場や市営の海水浴場,遊歩道が完備し,娯楽街も発達している。ブルックリン公立図書館,水族館などがある。

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世界大百科事典(旧版)内のコニーアイランドの言及

【遊園地】より

…ヨーロッパには,祭りなどをめぐり歩く移動遊園地の伝統があり,現在もフランスを中心に根強く残っている。 アメリカでは,マンハッタン島にあった広大な〈ジョーズの森〉,ロング・アイランドの海水浴場コニー・アイランドがしだいに遊園地化し,とくに後者は近代遊園地の祖というべき存在で,1882年に象をかたどった巨大なホテル〈ザ・エレファント〉が建造されて性格を一変した。1875年のフィラデルフィア万国博覧会の〈ソウヤー展望台〉が移設され,95年にはシーライオンパークとスティプルチースパークが開設された。…

※「コニーアイランド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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