ローカルパーティー(読み)ろーかるぱーてぃー

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ローカルパーティー」の意味・わかりやすい解説

ローカルパーティー
ろーかるぱーてぃー

全国各地につくられている地域に密着した政党。地域政党ともいう。これに対して国政に関する政党をナショナルパーティーとよぶ。1994年10月に、新潟市で社会民主党(社民党)の基本政策に反対する同党支持者らが「市民新党にいがた」(2002年「緑・にいがた」と改称)を結成したのをはじめ、神奈川、静岡、愛知、兵庫熊本など多くの都道府県で活動している。有権者の価値観の多様化、全国政党への不信感の高まりを背景に、身近な教育や福祉、ゴミ問題などで具体策を提示できるとして広がりをみせている。各地のローカルパーティーを結びつける全国ネットワークがつくられており、NPO(民間非営利組織)や全国政党との提携もみられる。外国では、イタリア北部同盟カナダケベック連合などが注目されている。

[橋本五郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む