ローゼンムント還元(読み)ローゼンムントカンゲン

化学辞典 第2版 「ローゼンムント還元」の解説

ローゼンムント還元
ローゼンムントカンゲン
Rosenmund reduction

カルボン酸塩化物パラジウム触媒を用いて水素で還元し,アルデヒドを合成する反応.このとき生成したアルデヒドがさらに還元されてアルコールになるのを防ぐため,硫黄化合物などを触媒毒として加えて活性を低下させて行う.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローゼンムント還元」の意味・わかりやすい解説

ローゼンムント還元
ローゼンムントかんげん
Rosenmund reduction

酸塩化物を適当なパラジウム触媒を用いて接触還元し,対応するアルデヒドに還元する方法。触媒には普通硫酸バリウム担体のパラジウムを用いるが,生成するアルデヒドがアルコールにまで還元されるのを防ぐために,キノリンと硫黄,またはチオ尿素などの化合物を加えることもある。 1918年 K. W.ローゼンムントにより見出された。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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