ローゼンムント還元(読み)ローゼンムントカンゲン

化学辞典 第2版 「ローゼンムント還元」の解説

ローゼンムント還元
ローゼンムントカンゲン
Rosenmund reduction

カルボン酸塩化物パラジウム触媒を用いて水素で還元し,アルデヒドを合成する反応.このとき生成したアルデヒドがさらに還元されてアルコールになるのを防ぐため,硫黄化合物などを触媒毒として加えて活性を低下させて行う.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローゼンムント還元」の意味・わかりやすい解説

ローゼンムント還元
ローゼンムントかんげん
Rosenmund reduction

酸塩化物を適当なパラジウム触媒を用いて接触還元し,対応するアルデヒドに還元する方法。触媒には普通硫酸バリウム担体のパラジウムを用いるが,生成するアルデヒドがアルコールにまで還元されるのを防ぐために,キノリンと硫黄,またはチオ尿素などの化合物を加えることもある。 1918年 K. W.ローゼンムントにより見出された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む