ローゼンムント還元(読み)ローゼンムントかんげん(英語表記)Rosenmund reduction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローゼンムント還元」の意味・わかりやすい解説

ローゼンムント還元
ローゼンムントかんげん
Rosenmund reduction

酸塩化物を適当なパラジウム触媒を用いて接触還元し,対応するアルデヒドに還元する方法触媒には普通硫酸バリウム担体のパラジウムを用いるが,生成するアルデヒドがアルコールにまで還元されるのを防ぐために,キノリン硫黄,またはチオ尿素などの化合物を加えることもある。 1918年 K. W.ローゼンムントにより見出された。

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