ローマ=ゲルマン美術館(読み)ローマ=ゲルマンびじゅつかん(英語表記)Römisch-Germanisches Museum, Köln

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローマ=ゲルマン美術館」の意味・わかりやすい解説

ローマ=ゲルマン美術館
ローマ=ゲルマンびじゅつかん
Römisch-Germanisches Museum, Köln

ドイツケルンにある考古学美術館。 1946年,先史・古代美術館とワルラフ=リヒアルツ美術館のローマ・ゲルマン美術部門を合併して設立。現在の建物は 77年に完成。おもな陳列品はローマ時代におけるケルン付近の出土品で,層位学的に石造建造物の構造材,装飾材をはじめ,土器,金属器,貴金属の装身具などを展示している。そのうちディオニュソス・モザイクや1~5世紀のローマン・ガラスコレクションが特に著名である。前衛的な展示方法や視聴覚機器を教育的に活用した積極的なアイデアによって知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android