ローマ協定(読み)ローマきょうてい(その他表記)Rome Agreement

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローマ協定」の意味・わかりやすい解説

ローマ協定
ローマきょうてい
Rome Agreement

1935年1月フランスの P.ラバル外相とイタリアの B.ムッソリーニ首相の間で取決められた協定。表面的にはオーストリアの独立維持,軍縮問題に関する相互協議,アフリカにおける両国植民地の調整などを内容としていたが,ラバルはエチオピアでのイタリアの自由行動を漠然とながら認めており,これを背景にムッソリーニは 10月エチオピアの全面侵略に乗出した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む