わあっ

精選版 日本国語大辞典 「わあっ」の意味・読み・例文・類語

わあっ

  1. [ 1 ] 〘 感動詞 〙 泣いたり、笑ったり、驚いたり、また元気をつけたりする時などに発する大声
    1. [初出の実例]「馬の上の三平を見ると、つい、『ワァーッ』と声をあげた」(出典:風の中の子供(1936)〈坪田譲治〉)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
    1. 突然あげる大きな泣き声を表わす語。
      1. [初出の実例]「此糸がいとやさしき言葉に、わアっとこゑをたて身をふるわせしが」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)初)
    2. おどかすため、また、元気をつけるためなどにあげる大声を表わす語。
      1. [初出の実例]「鬮(くじ)を争ふ最中へ、ワアット声かけ五六人、手(てん)でに棒を追取て」(出典人情本春色梅児誉美(1832‐33)初)
    3. 一斉に笑う声を表わす語。
      1. [初出の実例]「一座思はずワアッとばかりに腹を抱へぬ」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉二)
    4. 驚いた時、恐ろしい時などにあげる叫び声を表わす語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android