ワイセンブルク(その他表記)Weißenburg

デジタル大辞泉 「ワイセンブルク」の意味・読み・例文・類語

ワイセンブルク(Weißenburg)

ドイツ南部、バイエルン州都市。正式名称はワイセンブルク‐イン‐バイエルン。ニュルンベルク南西約50キロメートルに位置する。中世城壁に囲まれた旧市街には、ゴシック様式の聖アンドレアス教会をはじめ、歴史的建造物が多く残る。また、近郊には古代ローマの遺構や、星形要塞のビュルツブルク要塞がある。

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関連語 ゴシック様式

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワイセンブルク」の意味・わかりやすい解説

ワイセンブルク
わいせんぶるく
Weißenburg

ドイツ、バイエルン州の小都市で、中世の城壁を完全な姿で残す囲郭都市。人口1万7411(1982)。ニュルンベルク南西約48キロメートルに位置する。近くに古代ローマの国境塁壁と城跡(1890年発掘)がある。1339~1802年の間、帝国都市であったが、1803~1806年プロイセン領となり、1806年バイエルンに併合された。後期ゴシック建築市参事会(1470~1476年建築)、ゴシック建築のアンドレアス教会(1327年建築)、旧カルメル派教会(15世紀、現在はプロテスタント教会)などが残る。

[中村賢二郎]

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