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囲郭都市 いかくとし

大辞林 第三版の解説

いかくとし【囲郭都市】

周囲を城壁や土塁などで囲んだ都市。防衛や徴税などのさまざまな理由により囲郭する。かつてのヨーロッパの諸都市、中国の長安・北京、テヘランなどに例がある。環濠集落。城郭都市。

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百科事典マイペディアの解説

囲郭都市【いかくとし】

城壁で囲んだ都市。中国には非常に多く,各県城,省城はじめ農村も集合して囲郭をもち,全体として一大囲郭社会の様相を示してきた。インド,オリエント,古代ギリシア・ローマも囲郭都市をもつ。
→関連項目都市

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世界大百科事典 第2版の解説

いかくとし【囲郭都市 walled town】

土堤,城壁木柵,堀などによって市街地を囲んだ都市。囲郭を築く目的は,軍隊の攻撃に対する防御,盗匪に対する防衛,城門における徴税,交通の規制などであるが,防風,砂漠から移動してくる砂の阻止,洪水に対する防御や避難場所としても役立った。治安の確立していなかった古代・中世起源のもので,中国,インド,アラブ地域,ヨーロッパなどに多く分布し,日本や新大陸には少ない。中国の城,古代インドにおける王宮や政治中心と規則正しい街区を持つ都市,ローマのカストルムのように,その地方の支配者によって築かれた政治・軍事の中心都市が多いが,中世ヨーロッパでは囲郭はおもに市民によって建設・維持され,領主はその一角に城砦を持った場合が多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

囲郭都市
いかくとし

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世界大百科事典内の囲郭都市の言及

【都市】より

…その後は交易路に沿う都市的集落が生まれ,さらに政治権力の集中地や港に新しい都市が次々と発生していった。
[囲郭都市と無囲郭都市]
 上述の太古の都市はおおむね城壁で囲まれていた。もちろんそれは周辺の遊牧民の侵入を防ぐものであるとともに,都市の周辺の農耕民にとって象徴でもあった。…

※「囲郭都市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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