ワロン地方の主要な鉱山遺跡群(読み)ワロンちほうのしゅようなこうざんいせきぐん

世界遺産詳解 の解説

ワロンちほうのしゅようなこうざんいせきぐん【ワロン地方の主要な鉱山遺跡群】

2012年に登録された世界遺産文化遺産)。幅3~15kmで170kmに及ぶ、ベルギー東西に横断する細長い土地にある、19~20世紀のベルギーの炭鉱で、もっともよく保存された例とされる。19世紀前半にブルーノ・ルナールがデザインした炭鉱労働者のための街であるグラン・オルニュの価値は特に高い。また1838年から1909年に建てられた数多くの建築物のあるボワ・デュ・ルックはヨーロッパでもっとも古い炭鉱で、歴史は17世紀までさかのぼることができる。世界遺産には他にボワ・デュ・カジェ、ブレニー・ミールが登録された。ワロンには数百の炭鉱があるが、登録された4ヵ所は、完全な状態で保存されており、産業と日常の暮らしが一体化したユートピア的な産業都市となっている。◇英名はMajor Mining Sites of Wallonia

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む