ヲタスツ場所(読み)をたすつばしよ

日本歴史地名大系 「ヲタスツ場所」の解説

ヲタスツ場所
をたすつばしよ

のちの歌棄うたすつ郡域の一帯に設定された場所。ヲタスツ持場ともいう。その範囲は「スツヽ境ヨリサメコイキトマリ迄一里廿三町四十二間」であるが(玉虫「入北記」安政四年閏五月一七日条)、「蝦夷人物誌」によれば、「東部アブタの持場所と西部ヲタスツの持場所と境目の論ありて」、詰合の立会いの前に「土人どもと番人等一応の処を取定め」るよう双方の調役衆から指示があり、ヲタスツの乙名イトテンなどが出向いている。「アフタ、ヲタスツの境目は今の新坂の手前」のヲタシケであった(場所境調書)。当場所には惣名ヲタスツとしてベンザイトマリ、タ子マイ、シュブン、タ子カシラ(西蝦夷地場所地名等控)シレイト、カバルシウ、タネマイ、アリトホなどのコタンがあった(「西蝦夷地日記」文化四年八月二四日条)。天保郷帳では西蝦夷地蝦夷人居所之分の「ヲタスツ持場」のうちとしてヲタスツがみえる。運上家元はヲタスツから北のシレヱトに移っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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