アイスウェッジ

最新 地学事典 「アイスウェッジ」の解説

アイスウェッジ

ice-wedge

永久凍土地域で大型多角形土を縁取る溝に沿って発達する楔状の地下氷。氷楔とも。多くは上部の幅が1~1.5m,長さ3~4m程度。幅10m,長さ50m以上のものもある。積雪の少ない段丘や沖積地,特に湿潤ツンドラで発達がよい。年平均気温-6℃以下の永久凍土連続帯で,冬に凍土の表面温度が-15℃以下に低下すると凍土が収縮して割れ目が開き,夏になると永久凍土の表層の活動層から融凍水が浸透して再び凍る。それを繰り返して年0.5~2mmの割合で幅が増し,楔の縁の地層がまくれ上がるように変形。氷楔は平面的には格子状に交差していて,地表に径十数m以上の氷楔多角形土(ice-wedge polygons)をつくる。気候の温暖化により永久凍土が融解すると,アイスウェッジに沿って大規模な陥没サーモカルスト)が生じる。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む