アイスボックス(読み)あいすぼっくす(英語表記)ice box

精選版 日本国語大辞典 「アイスボックス」の意味・読み・例文・類語

アイス‐ボックス

〘名〙 (icebox)
食品などを氷で冷やす手軽な冷蔵庫。〔アルス新語辞典(1930)〕
② 営業用の大型冷蔵庫。

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デジタル大辞泉 「アイスボックス」の意味・読み・例文・類語

アイスボックス(icebox)

氷を用いて冷やす冷蔵庫。また、携帯用の冷蔵箱。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アイスボックス」の意味・わかりやすい解説

アイスボックス
あいすぼっくす
ice box

氷やドライアイスなどで冷蔵するための携帯用箱形容器。上蓋(うわぶた)開閉式で、外箱、内箱とも合成樹脂のものが多く、断熱材にはポリウレタン発泡(はっぽう)スチロールなどが使用されている。容量は4リットルから40リットルぐらいまである。保冷能力は氷量に比例するが、容量や製品によっても多少異なる。たとえば一般によく利用される20~25リットルのものは、4キログラムの氷を入れて40℃の場所に放置した場合、ケース内下部の温度が5℃以下に保たれるのは、平均して20時間くらいである。また、氷のかわりにドライアイスを使うと、保冷時間は約2倍になり効果的であるが、ドライアイスの温度は零下70℃以下と極端に低いため、直接飲食物を接触させると凍ってしまうので注意を要する。従来はもっぱら釣り用として利用されていたが、最近はピクニックハイキングなどのレジャー用としても、広く利用されるようになった。

[正木英子]

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