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アカデミック・ハラスメント あかでみっくはらすめんと

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知恵蔵2015の解説

アカデミック・ハラスメント

Academic(=学術的)とharassment(=嫌がらせ)を合成した和製英語で、研究教育の場における権力を利用した嫌がらせのことをさす。『キャンパス性差別事情―ストップ・ザ・アカハラ―』(1997年刊)を書いた上野千鶴子東京大学教授の造語ともいわれる。その後、性差別にとどまらず、大学教育・研究の場での不当な権利侵害全般に用いられるようになった。一橋大学院生自治会が2005年に行った調査では、大学院生の35%が嫌がらせの経験があると回答。最も多かったのが「言葉の暴力」だった。また筑波大学では08年9月、研究室で女子学生の胸を触ったなどとして、人間総合科学研究科の教授が強制わいせつ容疑で逮捕された。教授に人事権や予算配分権などの権力が集中していること、大学の閉鎖性、何か言って睨まれたら就職が難しくなるという被害者側の不安などから、被害が表に出にくく、そのことが、問題が続く一因となっている。セクハラと違ってアカハラを直接禁止する法律はないが、多くの大学がガイドラインや相談窓口を設けており、アカハラ被害に遭った学生や講師らへの損害賠償を大学に命じた判決も少なくない

(北健一 ジャーナリスト / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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