アキコカンダ(読み)あきこかんだ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「アキコカンダ」の解説

アキコ カンダ

1935-2011 昭和後期-平成時代の舞踊家。
昭和10年10月24日生まれ。石井小浪,伊藤道郎(みちお),舞踏評論家・福田一平らに師事。昭和31年渡米,前衛舞踊家マーサ=グラハムに師事,のちグラハム舞踊団員となる。36年帰国。アキコ・カンダ・ダンス・カンパニーを設立,創作舞踊の振り付け・主演などで活躍。49年「コンシェルジュリ」で芸術祭大賞。平成元年「フォー・シーズン」「バルバラを踊る」で芸術選奨文部大臣賞。平成10年紫綬褒章。15年「マーサへ」「バルバラを踊る」の演出,演技で江口隆哉賞。創作舞踊の振り付け・主演などで活躍し,宝塚歌劇団の振り付け,宝塚音楽学校の講師などもつとめた。平成23年9月23日死去。75歳。埼玉県出身。日本女子大中退。本名は神田正子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のアキコカンダの言及

【モダン・ダンス】より

…そのためには新しい動きの開発が必要となり,グラームはコントラクション(収縮)とリリース(解放)の技法を生み出し,それをマーサ・テクニックの基本にした。作品には黒人や東洋人ダンサーを多く登場させ,アキコ・カンダ,浅川高子ら日本人も活躍している。その門下からはM.カニンガムP.テーラーを生んだ。…

※「アキコカンダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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