アシュヴァゴーシャ(その他表記)Aśvaghoṣa

山川 世界史小辞典 改訂新版 「アシュヴァゴーシャ」の解説

アシュヴァゴーシャ
Aśvaghoṣa

生没年不詳

漢訳では馬鳴(めみょう)という。インド詩人劇作家ガンダーラの生まれ。クシャーン朝カニシカ(1世)のときに活躍したといわれ,広い学識を持った仏教徒ブッダ生涯教義を述べた叙事詩『ブッダの生涯』,アーナンダが美しい妻への愛を断ってブッダの弟子となったことを描いた戯曲『サウンダラーナンダ』などをつくった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android