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アゾ顔料 アゾがんりょうazo pigment

世界大百科事典 第2版の解説

アゾがんりょう【アゾ顔料 azo pigment】

分子内にアゾ基-N=N-をもつ有機顔料の総称。アゾ染料がおもに繊維の染色を目的とするのに対し,アゾ顔料は水,溶媒,展色剤(ビヒクル)に不溶でもっぱら粉体として着色に使用される。主として黄色~赤色系の着色を受けもち,有機顔料のうち青色~緑色を分担するフタロシアニン系と量的に大きく対比される。アゾ顔料の多くはアゾ基を1個もつモノアゾ系であるが,黄色顔料のジクロロベンジジン誘導体のジスアゾ系もある。化学構造の特徴として,-COOH,-SO3Hなどの親水性基をもたない不溶性アゾ顔料と,これらをもち,それを不溶性金属塩としたアゾレーキ顔料がある。

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世界大百科事典内のアゾ顔料の言及

【顔料】より

…耐光性は品種により中程度(ブルースケール3級)から優秀(8級)までさまざまである。アゾ顔料等では,無機顔料で希釈すると耐光性が著しく低下する現象があるので注意を要する。主として印刷インキ,塗料,ゴムおよびプラスチックの着色,合成繊維の原液着色,顔料捺染,雑貨の着色に用いられる。…

※「アゾ顔料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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