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有機顔料 ゆうきがんりょう organic pigment

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

有機顔料
ゆうきがんりょう
organic pigment

有機化合物を主体とする顔料の総称。発色成分の有機色素のうち,水に不溶性の有機色素顔料 (ピグメント) と,水溶性の色素を金属塩などを加えて無機基質上に沈殿定着させたレーキ顔料がある。耐熱性は無機顔料に劣るが,色の種類が多く,印刷インキ,塗料,プラスチック染色などに広く使われる。

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デジタル大辞泉の解説

ゆうき‐がんりょう〔イウキガンレウ〕【有機顔料】

有機化合物からなる色素を主体とする顔料。色素そのものが水に不溶であるフタロシアニン、金属とのキレート化合物をつくって不溶となるレーキ顔料などがある。

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百科事典マイペディアの解説

有機顔料【ゆうきがんりょう】

有機合成色素のうち顔料として使用されるもの。一般に着色力が大きく,色調も鮮明。おもに印刷インキ,塗料,ゴムやプラスチックの着色などに用いられる。化学構造からはアゾ顔料(黄色〜赤色系),フタロシアニン顔料(青色〜緑色系)などに分けられる。
→関連項目染料

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大辞林 第三版の解説

ゆうきがんりょう【有機顔料】

有機化合物を着色成分とする顔料。色相が豊富で鮮明、着色力や透明性が大きい。印刷インク・塗料・繊維染色その他に用いる。色素自身が水に不溶性のものと、水溶性色素を不溶性に変えたレーキとに大別される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

有機顔料
ゆうきがんりょう
organic pigments

水または油などの溶媒に不溶で、媒体に分散した状態で使用する有機系着色剤の総称。印刷インキ、塗料、ゴムおよびプラスチックの着色、顔料捺染(なっせん)、合成繊維の原液着色、雑貨類の着色など、広い範囲にわたる着色剤として利用されている。色調が鮮明で、着色力も大きく、透明性にも優れているものが多い。耐光性も優良なものが多いが、無機顔料よりは劣る。
 有機顔料は次の二つに大別される。
〔1〕溶媒不溶性色素が顔料として使用される場合。(1)ニトロ系色素、(2)アゾ系色素、(3)スレン系、チオインジゴ系、ペリレン系などのバット染料あるいは分散染料、(4)ジオキサジン系色素、キナクリドン系色素、フタロシアニン系色素、キノフタロン系色素などがある。
〔2〕水溶性の塩基性染料あるいは酸性染料を適当な方法で不溶性としたもので、レーキlakeという。水溶性染料の沈殿剤としては次のようなものがある。塩基性染料のようなカチオン性色素に対しては、リンモリブデン酸、リンタングステン酸、リンモリブデンタングステン酸、タンニン酸、吐酒石、脂肪酸などが用いられる。一方、酸性染料のようなアニオン性色素に対しては、塩化バリウム、塩化カルシウム、塩化アルミニウムなどが使用されている。一般にレーキをつくる場合、体質顔料(ベースとなる無機固体粒子)を加えるが、体質顔料を用いず不溶化したものは堅牢(けんろう)度も良好で、かつ着色力も高く、とくにトナーtonerとよばれている。[飛田満彦]

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世界大百科事典内の有機顔料の言及

【顔料】より

…着色を目的とした不溶性の粉体で,有機顔料organic pigmentと無機顔料inorganic pigmentに分けられる。有機顔料はほとんどすべて着色の目的に使用されるが,無機顔料は着色剤以外に充てん剤や体質補強剤などにも使用される。…

【染料】より

…さらに染色,着色とは関係なく,触媒,レーザー,半導体,増・減感色素,光電導材料,潤滑剤などきわめて先端技術的な用途が開発され,使用量は少量ではあるが染料の利用の可能性には限りがない。染料と有機顔料は,使用目的,化学構造,製造方法,発展の歴史から考えてきわめて近縁な関係にあり,区別することの困難な場合もある。染料が被染物を染色する際には溶解ないし溶解に近い形の分散状態を必要とし,さらにさまざまな機構をもつ染着技術により単分子状態で被染物に保持されるのに対し,有機顔料の場合には溶解,染着という性質はいっさい無用である。…

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