アダムキーウィッツ反応(読み)アダムキーウィッツハンノウ

化学辞典 第2版 「アダムキーウィッツ反応」の解説

アダムキーウィッツ反応
アダムキーウィッツハンノウ
Adamkiewitz reaction

ホプキンス-コール反応(Hopkins-Cole reaction)ともいう.タンパク質呈色反応の一つ.グリオキシル酸検体に加え,器壁にそって濃硫酸を静かに流下させると,両液の接触面が赤紫色となり,緑色蛍光を放つ.この反応は,グリオキシル酸がトリプトファンのインドール核のα位に結合して生成した色素にもとづくものである.また,α位にH原子があれば,ほかピロール,あるいはインドール系化合物でも呈色する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android