ある物質が特定の試薬に対して発色または変色の現象を示す化学反応をいう。可視部に吸収のない物質が可視部に吸収を示す物質に変化する現象が発色であり、可視領域内で吸収帯の位置が移動する現象が変色である。このような現象を生じさせる物質を呈色試薬といい、呈色反応を分析化学に応用した例は非常に多い。各種金属イオンの定性分析、比色分析、容量分析、重量分析、点滴分析、そのほか枚挙にいとまがない。
呈色反応を大別すると次のようになる。(1)指示薬の呈色、(2)反応自身が呈色を含むもの(指示薬以外の呈色)、(3)有機色素生成に伴う呈色。
なおホウ砂(しゃ)球試験やリン塩球試験などの溶球試験でみられる発色反応を呈色試験に含める場合がある。
[成澤芳男]
color reaction
発色・変色の現象を伴う化学反応をいう。個々のイオンや元素の検出および鉱物の鑑定に利用されることが多い。乾式と湿式との二方法に大別されるが,乾式には炎色反応や溶球反応など,湿式には試料を試薬に溶解するときの反応や,粘土鉱物が特殊な有機試薬と結合するときに生ずる呈色反応などが,その若干の例である。
執筆者:青木 義和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
目で見て,色の変化が明らかな反応をいう.主として水溶液中で,無色の溶液が反応によって発色するか,あるいは色の変化を生じる反応.イオンの定性分析,比色分析,容量分析,点滴分析などに利用される.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...