アッバース朝美術(読み)アッバースちょうびじゅつ(英語表記)Abbasids art

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アッバース朝美術」の意味・わかりやすい解説

アッバース朝美術
アッバースちょうびじゅつ
Abbasids art

アッバース朝治下 (750~1258) ,バグダードを中心にメソポタミアペルシアの影響を強く受けて発展したイスラム美術サーマッラーには,ムタワッキルの大モスクと螺旋状ミナレット,ジャウサク・アルハカーニーの宮殿など数多くの建築遺構がみられる。絵画では,写本挿絵の制作が 12世紀頃から始り,のちのミニアチュール発展の端緒となった。陶器では金属的光沢をもつラスター彩の技法が生れた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android