ラスター(その他表記)Lustre

デジタル大辞泉 「ラスター」の意味・読み・例文・類語

ラスター(raster)

電源を入れたブラウン管の、走査線軌跡による白い画面。テレビでは映像を受信していないときに見られる。

ラスター(laster)

光沢。つや。
光沢を与える薬剤や布。また、陶器のうわ薬。

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精選版 日本国語大辞典 「ラスター」の意味・読み・例文・類語

ラスター

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] lustre )
  2. 陶磁器表面に薄い金属の被膜をつくり、光によって虹彩を生じる施釉法。
  3. つや出しの布。
    1. [初出の実例]「ラスターで瓶を拭き」(出典:銀座八丁(1934)〈武田麟太郎〉)

ラスター

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] raster ) ブラウン管の蛍光面上に現われる走査線による横の縞。電波を受信しないで受像機の電源を入れた時などに現われる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラスター」の意味・わかりやすい解説

ラスター
Lustre

陶芸用語。金属光沢を発する釉 (うわぐすり) 。金,銀,白金,銅などを王水などの酸に溶かして陶磁器の上に薄く塗布し焼成すると,各金属に応じて金色,紅色,白銀色,玉虫色などの金属光沢を発する。イスラム陶器に始り,中世イスパノ・モレスクイタリアマジョリカに受継がれて,広くヨーロッパに伝わった。

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世界大百科事典(旧版)内のラスターの言及

【テレビジョン】より


【走査と映像信号】
 走査方式でもっとも基本的なものは,図7-aに示す順次走査である。このように走査線によって構成される画面をラスターと呼ぶ。また,1秒間にどれだけの数のラスターをかかせるかということを毎秒像数という。…

※「ラスター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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