アナトリア高原(読み)あなとりあこうげん(英語表記)Anatolian Plateau

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アナトリア高原
あなとりあこうげん
Anatolian Plateau

トルコの小アジア半島内陸部を占める盆地状の高原。アナトリアとはトルコ領アジアの名称であり、トルコ語ではアナドルAnadoluという。標高800~1200メートル。東に向かうほど高度を増し、アルメニア高原へとつながる。北はポントゥス山脈によって黒海と、南はトロス山脈によって地中海と、それぞれ隔てられているため海洋の影響が及ばず、年降水量は200~400ミリメートルにとどまり、中央部にはトゥズ湖のような塩湖やステップもみられる。農業の困難な地域では、モヘア糸のとれるアンゴラヤギやヒツジの牧畜が盛んであるが、灌漑(かんがい)用ダムの建設や地下水利用が進み、小麦、ヒマワリ、ブドウ、テンサイ、タバコなどが栽培される。首都アンカラのほかコンヤ、カイセリ、シバスなどの都市が存在する。[末尾至行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

iPhone 11

アメリカのアップル社が2019年9月10日に発表したスマートフォン。日本では9月20日に、標準機種となるiPhone 11と、その上位機種であるiPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android