アビシニア国際アフリカ友好協会(読み)アビシニアこくさいアフリカゆうこうきょうかい(その他表記)International African Friends of Abyssinia Society

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アビシニア国際アフリカ友好協会
アビシニアこくさいアフリカゆうこうきょうかい
International African Friends of Abyssinia Society

1935年末ロンドンに設立されたアフリカ人,アフリカ系人によるエチオピア支援組織。同年 10月イタリアのエチオピア侵略が本格化し,第2次エチオピア戦争が勃発すると,エチオピアを独立アフリカの象徴とみなしていたアフリカ・ナショナリストの間にいくつかのエチオピア支援運動が起った。その代表的なものが同協会であり,「ファシズムの侵略の犠牲者に対するイギリス国民の同情支持を生み出し,アビシニア (エチオピアの別称) の領土保全と政治的独立の維持を,あらゆる手段を用いて支援すること」を主目的としていた。同協会の活動によって,ロンドンおよびその周辺に在住していたアフリカ人知識層の間に汎アフリカ主義,アフリカ・ナショナリズムの意識が一層高まり,37年3月には同協会の後身ともいうべき国際アフリカ・サービス・ビューローがロンドンに設立され,1930年代後半から 40年代前半における汎アフリカ主義的運動形成のための中核的役割を果すことになった。

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