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アメリカの選挙制度 アメリカのせんきょせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アメリカの選挙制度
アメリカのせんきょせいど

連邦段階においての選挙公職は,正副大統領,上下両院議員である。具体的な選挙過程は各州の州法によって異なるが原則的には以下のとおりである。上院は,州の大小に関係なく各州から2名直接選挙で選出され,任期は6年,2年ごとに3分の1が改選される。下院は定員 435名で,人口比によって各州に配分され,どの州も各選挙区1名選出の小選挙区制をとっている。下院議員の任期は2年,直接選挙である。正副大統領については,州単位で選出された「選挙人」による間接選挙によって選挙される。各州の選挙人数は憲法の定めにより「その州から連邦議会に選出できる上院議員および下院議員の総数と同数」で,全国の選挙人数は,首都ワシントン D.C.の3名を加えて,538名である。憲法ならびに連邦法の規定によると,選挙の行われる年の「11月の第1月曜日の次の火曜日」に一般有権者はその州の選挙人を選ぶ投票を行う。ほぼ全州で,得票数の多い候補がその州の選挙人すべてを自分のものにするという勝利独占方式 (winner-take-all) をとっており,各州単位で選挙人の獲得競争が行われる。ここで選ばれた大統領選挙人は「12月の第2水曜日の次の月曜日」にそれぞれ自分の州の首府に集って大統領候補者に投票し,翌年1月6日の連邦議会で開票を行い,ここで選挙人の過半数を得た最高点者が次期大統領に当選することになっている。一般有権者が投票するとき,州の各政党は一群の選挙人候補を決定して有権者に示し,その一群の候補者は,当然自分の党の大統領候補を支持することが明らかなので形式は間接選挙であっても内容は直接選挙と変りない。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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