アメリカ図書館協会倫理綱領(読み)あめりかとしょかんきょうかいりんりこうりょう(その他表記)American Library Association Code of Ethics

図書館情報学用語辞典 第5版 の解説

アメリカ図書館協会倫理綱領

アメリカ図書館協会評議会において採択された倫理綱領.アメリカ図書館協会は1938年に初めて28か条からなる倫理綱領を制定して以来,1975年,1981年,1995年,2008年と改定を重ねてきた.2008年の綱領は全8か条からなり,良質のサービスを提供することの誓約,知的自由の保障,利用者のプライバシーの保護,知的財産権尊重,組織体および専門職の一員としての役割遂行等を定めている.1938年綱領では図書館に勤務するすべての職員であった綱領の適用範囲は,1975年と1981年の綱領では専門職に限定され,専門職業倫理としての性格を強くした.しかし,1995年と2008年の綱領では,専門職およびその他の図書館職員,その他の情報サービス専門職,図書館委員会の構成員に再び拡大されている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android