アモーチゼーション(読み)あもーちぜーしょん(英語表記)amortization

翻訳|amortization

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アモーチゼーション
あもーちぜーしょん
amortization

特許権や実用新案権などの無形資産の取得原価を、その利用期間にわたって配分する(償却する)こと。これに対して、機械や建物などの有形固定資産の原価配分のことを減価償却depreciation、鉱山や油田のような枯渇資産の原価配分のことを減耗償却depletionといい区別している。
 無形資産のうち特許権や実用新案権などのような法律上の権利は、法律上の有効期間にわたって当該権利を独占的に利用する、あるいは利用させることができるが、有効期間が経過すればそのような権利は消滅するので、その価値はゼロになると考えられる。そこで、当該権利を取得するのに要したコストを、費用配分の原則に従い、計画的、規則的に利用期間にわたって配分することで、適正な期間損益計算が行われることになる。
 一般的には、残存価額をゼロとした定額法が多く用いられており、貸借対照表上では、慣行として直接法(取得原価から償却額を控除した残額で示す方法)で表示される。[万代勝信]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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