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アレタス Arethas

世界大百科事典 第2版の解説

アレタス【Arethas】

860ころ‐932以後
ビザンティンの聖職者,古典学者。ギリシアのパトライに生まれ,907年ころカッパドキアのカエサレア大主教となった。コンスタンティノープルの大主教であり,9世紀ビザンティンにおける古代ギリシア文芸復興に中心的役割を果たしたフォティオスの高弟の一人。アレタスは熱心に古代文人たちの写本を集め,異教・キリスト教の別を問わず,作品注釈を試みた。また彼は名筆家たちに古写本の筆写を委嘱し,その中にはユークリッドの数学書,アレクサンドリアクレメンスエウセビオスらのキリスト教護教論,アリステイデスの弁論集,プラトンの対話集などの,現存する最古のビザンティン小文字写本が含まれている。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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