アンコール遺跡(読み)アンコールいせき(その他表記)Angkor

翻訳|Angkor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンコール遺跡」の意味・わかりやすい解説

アンコール遺跡
アンコールいせき
Angkor

カンボジア北西部シエムレアプ州にある古代クメール王国のアンコール朝 (9世紀初頭~15世紀初頭) の遺跡群。首都プノンペンの北西約 250km,州都シエムレアプより北方 5km,トンレサップ湖の北岸に近い。遺跡群は東西約 20km,南北約 10kmにわたって散在している。ここに含まれる数十の遺跡のうちでは特にアンコール・ワットアンコール・トムが有名。アンコールはサンスクリット語で「国」「都」を意味する「ナガラ」に語源を発し,のちカンボジア人はなまって「ノコール」 Nokhorと呼び,さらにそれがアンコールとなった。この地は 1432年にタイ軍の攻撃を受けて放棄され,遺跡群の存在も忘れられていたが,1860年にいたって再発見され,この国を植民地としたフランスによって本格的な保存と研究が進められた。 1992年世界遺産の文化遺産に登録。

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