アンソニー サリム(読み)林 逢生(英語表記)Anthoni Salim

現代外国人名録2016 「アンソニー サリム」の解説

アンソニー サリム
林 逢生
Anthoni Salim

職業・肩書
実業家 サリム・グループ会長・CEO,インドフード・スクセス・マクムル社長・CEO

国籍
インドネシア

生年月日
1949年10月

出生地
ジャカルタ

学歴
ロンドン・ビジネススクール卒

学位
M.B.A.

経歴
中国から旧オランダ領東インド(インドネシア)に渡った華人で、サリム・グループの創業者、スドノ・サリム(林紹良)の三男。ロンドンの大学で経営修士(M.B.A.)取得後、1972年サリム・グループのボガサリ・フラワー・ミルズに入社。取締役を経て、’85年グループ社長に就任。のち会長兼CEO(最高経営責任者)。同グループは1950年時代に軍の物資供給業者として台頭し、セメント小麦粉などの製造業から金融業まで、’90年代には傘下に600社超を持つインドネシア最大のコングロマリット(複合企業集団)に成長。アジア通貨危機後に主要企業の多くが政府管理下に入り売却されるなど解体の危機を迎える中、食品を核にインドネシアだけでなく東南アジア全体を重視する事業モデルに転換させ、復活させた。2004年より主力企業である食品最大手、インドフード・スクセス・マクムルの社長兼CEOも務める。2015年インターネット通販関連事業にも本格参入すると発表。インドネシア最大の財閥として知られる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報