アンチック

デジタル大辞泉 「アンチック」の意味・読み・例文・類語

アンチック(〈フランス〉antique)

活字書体の一。かな文字に用いる肉太のもの。ゴシック体よりも柔らかみがある。欧文活字では線の太さが一様で小突起のある書体をいう。アンチック体
アンティーク

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「アンチック」の意味・読み・例文・類語

アンチック

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] antique )
  2. 活字の字体一つ。ひらがな、かたかな、ローマ字などの肉太のもの。本辞典の見出しで用いられている書体。〔アルス新語辞典(1930)〕
  3. アンティーク
    1. [初出の実例]「通りすがりのアンティックの店で見つけてきたそのランプは」(出典:抱擁(1973)〈瀬戸内晴美〉三)

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世界大百科事典(旧版)内のアンチックの言及

【活字】より

…明朝体は縦線が太く,横線が細く,横線の終点には三角形のうろこがあり,幾何学的美しさと集団的美しさを備えている。和文活字には,このほか筆書きの楷書体を基にした清朝(せいちよう),正楷書(教科書体),それにゴシック(縦線横線同じ太さの書体),アンチック(かなの肉太文字)などがある。また簡易字体のほかに正字体がある。…

※「アンチック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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