アンチノック性(読み)アンチノックセイ

化学辞典 第2版 「アンチノック性」の解説

アンチノック性
アンチノックセイ
antiknock property

燃料用ガソリンとしてもっとも重要な性質の一つ.ガソリンはエンジン内でノッキングとよばれる異常燃焼を起こすことがあり,この現象を起こしにくいガソリンの特性をいう.ノッキングが起こると出力が低下し,過度に起こると故障の原因となる.圧縮比が高く,出力の高いガソリンエンジンほどノッキングが発生しやすく,それだけアンチノック性の高いガソリンを使用する必要がある.この性質を数量的に示す指数としてオクタン価が用いられる.ガソリンのアンチノック性は,その化学的成分によって大差があり,分枝状脂肪族および芳香族炭化水素がもっとも高く,直鎖状パラフィンがもっとも低い.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む