世界大百科事典 第2版の解説
アンチ・ヒーロー【anti‐hero】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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… 英語のhéro,フランス語のhérosがともに〈英雄=主人公〉を意味するとおり元来主人公とは凡俗を超えた神話的英雄であったが,それも物語の主人公たることによって英雄となりえたのである。文学の進化とともに,平凡退屈で無能な主人公が登場し,アンチ・ヒーローなどと呼ばれたが,彼らも主人公たることによって,レールモントフの言う〈現代の英雄〉たりえている。《異邦人》(カミュ)におけるように,かりに受動性の哲学を体現しているかに見えても,主人公はつねに物語を成立させる動的要素を代表するからである。…
※「アンチ・ヒーロー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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